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第4章

已经是十二月末的时候了,街上被厚厚的雪所覆盖。

在雪道上,喝醉了的寂寞的我在那儿摇晃着,&ldo;混蛋,混蛋&rdo;地喊着。

&ldo;那样的家伙,辛苦地变得不幸就好了&rdo;嘴里嘟囔着这样的牢骚。

但,这也正是我爱着她的证明。

骂着,叫着,诽谤着,我伤心地留下了眼泪。

这眼泪是为什么呢?

和她吵架输了感到委屈悔恨也好,本想好好地分手但做不到的遗憾也好,到最后也没能好好珍惜她也好,对自己失望了也好。

似乎全是因为这些,又好像哪个也不是原因。

总之我在那天晚上跑到街上喝了个烂醉。

目を開けていられぬほど泥酔し、吐き、床に入り、やがて目が覚めると、窓際に昼近い陽がsheしていた。

僕は慌てて、彼女のアパートに電話をしてみたが、彼女は朝早く故郷へ向けて発ったあとだった。

すでに十二月の三十日で、目にしみる銀世界の中で、僕は彼女の名前を呼んだ。

就像不想再睁开眼睛一样,拼命地喝,拼命地吐,最后回到了床上,再次醒来时,阳光已经照到了床边。

我慌张地,试着给她的公寓打了电话;她早上已经出发回故乡了。

已经是十二月三十日了,在刺眼的银色世界里,我叫着她的名字。

僕は美しい別れがないとは思わない。

別れは美しく、甘美なものである。

だが、それはある年月を経て、思い出したときの感傷で、別れそのものの実態とは少し違うような気がする。

年月というものは、すべてのものを美しくする。

それは魔術師のように巧妙で、鮮やかである。

年老いた人はみな、自分の青春時代を、古きよき時代という。

我并不认为这不是美里的离别。

离别是美好而甜美的。

但是,在经历过些年月,回忆涌出时的伤感,都使得与离别本身的真实情况,多少有些不一样的感觉。

所谓岁月,就是能使一切变得美丽的东西。

那是像魔术师一样巧妙,而鲜活的存在。

上了年纪的人大家都把自己的青春时态称作美好的过去。

八十年代の人は大正を、六十代の人は昭和初期を、そして四十台の人は、あの大戦と、それに続く暗い年代をさえ、よき時代という。

それはみな過去というベールを透かしてみたときの感傷で、その時点からの見方ではない。

それは過ぎた青春へのノスタルジイで、その意味で、一方的でナルシスティックなものである。

だからこそ、ある人が、自分たちの青春が素晴らしかったことをいかに熱心に説明したところで、ほかの世代の人には、何の共感もよばない。

冷ややかないい方をすれば、自己陶酔としかうつらない。

恋の別れも、それに近い。

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